表紙があまりにもピカピカと目立つので、本屋に寄った拍子につい赤ちゃんむけに買ってしまった『きらきらぴかぴか』。
赤ちゃんの見やすい色をしっかりとおさえて描かれた絵本をご紹介します。
脳科学にもとづいた知育絵本①『きらきらぴかぴか』
『きらきらぴかぴか』はどんな絵本
『きらきらぴかぴか』は、全ページにたっぷりと使われたホログラムが存在感を放つ、乳幼児向けの絵本です。
上の写真にある、お目めぱっちりでスマイルのやさしい星さんが、お話の主人公となっています。
ただの絵本ではなくて、脳科学者による監修がおこなわれたとのこと。
読み聞かせの目的としては、こどもの能力を伸ばしてみたいというところがありますので、科学的な裏付けがあると聞くと期待ができます。

脳科学者による監修
東北大学教授 脳科学者 瀧 靖之さんが、この絵本を監修されたとのことです。
ホームページによると、「東北大学 加齢医学研究所 臨床加齢医学研究分野 教授」と「東北大学スマート・エイジング学際重点研究センター長」の2つの肩書を持っていらっしゃいます。
10万部を突破した『16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える「賢い子」に育てる究極のコツ』の著作の出版もあります。「賢い子」と脳の関係を、膨大な研究から見抜いているのだと思います。
『きらきらぴかぴか』の絵本の配色が、赤ちゃんにとってどういう風に見えるのかが、本書の裏表紙に瀧さんの言葉で解説されていました。
●おうちの方へ●
赤ちゃんは生まれてからどんどん視覚が発達します。
その際、コントラストの強い絵、きらきら光るものには、赤ちゃんもより反応することがわかっています。また、絵本の読み聞かせは脳の発達に重要な愛着形成にも繋がります。
本書を読み聞かせをしながら見せてあげることで、子どもの健やかな脳発達の一助になることを願っています。
東北大学教授 脳科学者 瀧 靖之
『きらきらぴかぴか』裏表紙
「コントラスト感度」という言葉があります。濃淡がどれだけ見えるかをあらわす言葉ですが、大人と赤ちゃんではかなりの差があるとのこと。
「赤ちゃんの視力はどれぐらいですか?② | 心理学コラム | 日本女子大学 心理学科 オリジナルWebページ (jwu-psychology.jp)」によると、赤ちゃんの視界は、脳が未発達なため輪郭がぼやけた世界を見ています。
そのため濃淡がついてくると、赤ちゃんの目では見えにくくなってしまう。そうした見え方の性質もあり、キラキラしたものや水玉模様が、赤ちゃんはしっかりと見えるので好きとのこと。
この『きらきら ぴかぴか』のホログラム・はっきりとした配色・星さんのまあるい目は、赤ちゃんが目で見えるものがいっぱいはいっているのです。
『きらきらぴかぴか』の内容
絵本の注目ポイント
- 出版社 : 朝日新聞出版
- 発売日 : 2022/10/20
- 単行本 : 16ページ
- 表紙カバー・ボードブック
- 監修:瀧 靖之、イラスト: あかいし ゆみ
先ほども書きましたが、この絵本のストーリーは、主人公の星さんが、きらきらホログラムの世界を冒険していくお話です。

夜空、雨の日のカタツムリ、海の中、雪の国、青空、野原、夏の夜空、誕生会といろいろな場所で、お月様やカタツムリやペンギンといったいろいろなものと出会っていきます。
“おほしさま ぴかぴか おつきさま こんばんは”といった具合に、文章はほぼすべて二語文で書かれています。
登場する場面やものが、オノマトペの「きらきら」や「ぴかぴか」と光を放っています。
そんな『きらきらぴかぴか』で注目したいポイントはこちらです。
- 全ページにホログラムがたっぷりと使われていて、赤ちゃんが見てくれる
- 二語文とオノマトペで書かれたことばのテンポがいい
- 裏表紙に、星さんが「ぜんぶのページにぼくがいるよ!さがしてね!」と言っており、少し大きくなってきたら別の楽しみ方ができる
絵本の感想
0歳のこどもに読み聞かせてみたら、大人しく注目している様子だったので、絵本で言われているように効果があるのかなと思いました。
ホログラムがいっぱい使われており、大人の目で見ても、目に効いているような感じがちょっとしました。(疲れ目がひどくて反応してしまっただけかも)
ボードブックなので、たたいてもヨダレがたれてもびくともしないのが心強いです。体や口でなじむのも大事なのだと思っています。
付属のカバーでも楽しそうに遊んでいました。

さいごに
乳幼児の視覚の特徴をしっかりと意識した『きらきらぴかぴか』は、絵本入門や何冊か体験した乳幼児にぴったりの絵本でありました。
他にもシリーズがあるようなので、そちらも手に取ってみたいです。
