現行のEvernoteでは、ノートの編集の使用感が過去のバージョンとは異なっています。この記事では、2024年7月時点のノートの使い方を解説していきます。
今のEvernoteのノートは、一行ごとがブロックという単位になっており、そのブロックにパーツを1つずつはめ込んで情報を入力していきます。
Notionと同じような編集方法です。
WordPressでも、2022年からGutenberg(グーテンベルク)もしくは「WordPressブロックエディタ」が導入されています。感覚としてはまさにそれです。そのブロックエディタに慣れていれば、ブロックというモジュール単位で編集を行ったり、組み替えたりできるので、編集効率が大きく変わると思います。(慣れていない方には一時的につらいかもしれません!)
この記事では、新しい入力・編集方式になったEvernoteのノート機能を徹底的に確認していきます!
はじめてEvernoteを触る方でも、さらに詳しくEvernoteを知りたい方のどちらにもおすすめです!
Windows PC版での解説ですが、Web版でもほとんど違いがないため、Web版をメインに使っている方でも参考になると思います。
目次から目的の機能にジャンプできます。
EvernoteのWindows PC版のノート機能
Evernoteのメイン機能であるノートと表示方法
Evernoteのメイン機能といえば「ノート」です。
以下のスクリーンショットは、ニューバージョンのクライアントの画面です。

一番左側にノートブックとスタックの一覧があります。
そのメニューの右側にノートブック内のノートの一覧が表示されます。(上記だと「ブログメモ」と上部に書かれている列)
右側の領域は、現在選択されているノートが表示されます。
ノートブック・スタックからノートブックを選択、次に目的のノートを表示するのが基本の操作になります。
ノートのマルチウィンドウ表示
複数のノートを同時に参照しながら、編集を進めたい場合は、ノートのマルチウィンドウ表示が使えます。
使い方は、開きたいノートを右クリックして「新しいウィンドウで開く」か、ノートを「ダブルクリック」します。

すると下記のように、別ウィンドウでノート画面が開きます。左側にあったメニューなどが表示されていません。

ノートブックをまたいだ表示方法
ノートブック・スタックが増えてきたときに、ノート(つまりページ)だけを一覧表示して、そこからフィルターやソートして情報を探したくなる時があります。
そのときは下記のように、画面左側の「ノートアイコン」をクリックします。

Windows PC版とWeb版の違い
Windows PC版とWeb版では、少しだけ機能の違いがあります。認識している違いについて書きます。
右クリックメニューが異なる
ノートの中身で右クリックをしたときには、Windows版とWeb版で表示される内容が異なります。Web版はブラウザ側の右クリックのメニューに引っ張られています。
Windows PC版

Web版

オフライン編集がWindows PC版ではできる
Windows PC版(Mac版やスマホ版もそうですが)では、オフライン編集をすることができます。
PC側のローカルにデータが保存されて、オンライン時に同期されていく動きです。
デスクトップ版 Evernote の場合
コンピュータに Evernote for Mac や Evernote for Windows がインストールされている場合は、同期したすべてのノートとノートブックがコンピュータ上のデータベースに保存されます。ノートやノートブックはコンピュータ上にファイルとして保存されているので、インターネット接続の有無にかかわらずいつでもアクセスできます。
それらのノートにオフライン状態でアクセスするには、インターネットから切断する前にアプリにサインインしておく必要があります。オフライン状態で行った編集は、次回コンピュータがインターネットに接続したときにすべて同期されます。
ノートをオフラインで使用 – Evernote ヘルプ&参考情報
サインアウトの時には、次のスクリーンショットのように、ローカルのデータを消去するか確認されます。

ノートの設定
ノートの設定
[ツール]-[設定]から、ノートの設定を開くことができます。

ノートの設定では下記のことを行えます。
- 新規ノートの作成時に「タイトル」もしくは「本文」から書きだす
- チェックリスト完了項目の表示スタイル
- リンクと添付ファイルの表示
- ノートの幅について
上の設定のなかでこだわりたいのは、「ノートの幅」です。「読みやすさの最適化」を使っていますが、それによって表示画面の中央側に、コンテンツが表示されみやすくなります。好みによりますが、試していただくことをおすすめします。
下記が「ノート」の設定のスクリーンショットです。


既定のノートブック
[ツール]-[設定]から、ノートブックの設定を開くことができます。

新規ノートの作成や、Webクリッパーの保存先となるノートブックをここで指定できます。

ノート機能の階層:ノートブックアイコン→スタック→ノートブック→ノート
Evernoteの情報を収める基本の大きさとなるノートは、「ノートブック」にまとめられます。
さらにノートブックは、左側メニューの「ノートブックアイコン」の下にまとめられます。
同じようなノートブックが集まってきたときは、「スタック」という機能でグルーピングすることもできます。

上記画面では、「@Blog」がスタックで、その下にブログ関連のノートブックがぶら下がっています。
ノートの格納されているノートブックを変更する
意図していないノートブックにノートを作ってしまったときには、ノートの移動をする必要が出てきます。
「ノートを移動する」には、ノート画面の左上にあるノートのパンくずリスト的なアイコンをクリックすると、ノートの選択画面が表示されます。そこで、移動先のノートブックを選んでください。

ブロックを選択する「/」(スラッシュコマンド)
テキスト以外の書式やパーツを選びたいときに
Evernoteではテキスト以外にも、様々なパーツをもちいて、入力情報に合わせた形式を表現していくことができます。
手っ取り早くは、空の行を選択して「/」(スラッシュ)を入力します。

すると次のようなメニューが表示されます。選択することで適切なパーツをノートに入れることができます。
スラッシュコマンドでは、「挿入メニュー」もしくは「書式」にある項目を選ぶことができます。
それぞれの内容は、次以降のセクションで説明していきます。


スラッシュコマンドを止めるには
スラッシュコマンドは、10.79.2のリリースタイミングで導入されました。
Desktop & Web:
New features:
- Slash commands: press “/” in a new line to insert elements like tasks, tables, links, attachments
- Calendar section: access a full-screen calendar view from the sidebar
- Outlook calendar: you can finally connect your Microsoft Outlook calendar account to Evernote
Fixes:
- Fixed an issue where the note count overlapped the ‘X’ when hovering over a notebook in the sidebar
- Fixed an issue where spaces in note titles would randomly disappear while searching
導入当初は、日本語入力がうまくできなくなり(意図しない入力や確定が起こる)、イライラしていました。ただ、2024/7時点では解消されています。
Evernote本家のXでもSlash Commandsの止め方についてポストがありました。
日本語版での設定箇所は、ノート画面の右上の[…]メニューをクリックしてでてきた、[スラッシュコマンド]-[インラインヒントを非表示]です。

挿入機能の解説
18種類の挿入機能
ノートの挿入機能では、下のスクリーンショットのように、18種類の機能をノートに差し込むことができます。
このセクションではそれぞれを見ていきたいと思います。

新しいリンクノート
「新しいリンクノート」の挿入の手順を確認していきます。

「新しいリンクノート」をクリックすると、次のように新しいリンクノートが埋め込まれます。

ノートに埋め込まれた「リンクノート」のリンク、もしくはノートブックの一覧にあるリンクノートをクリックすることで、リンクノートに移動することができます。
リンクノートの方には、ノートのタイトルの上部に、「バックリンク」という形でリンクされている件数が表示されます。

ノートに埋め込まれた「リンクノート」は、クリックすると表示されるメニューから、表示方法を変更できます。


タスク


カレンダーの予定


カレンダーの日時やタイトルが表示されます。



切り替えをしてビュー小になったところ。
リンク




ノートリンク
「ノートリンクの挿入」は、既にあるノートに対して、ノートリンクを作成する機能です。


表
Evernoteで表を使うこともできます。
表の挿入から、拡張の方法までみていきます。






区切り

「区切り」はノートに薄めの区切り線を挿入することができます。

添付ファイル



画像



引用

「引用」は、引用形式のブロックを挿入できる機能です。

チェックボックス



目次

目次を選択すると、ノート内の見出しに応じて、目次を挿入することができます。

音声録音
PCについているマイクなどを使って、ノートに音声を録音したファイルを作成できます。





コードブロック
プログラミングのコードは、通常のテキストと異なり、ソースコードが示す機能にあわせて配色を変更するなど書き方を変えたい場合があります。
そういうときには、「コードブロック」を使うのが有効です。




#include <stdio.h>
int main() {
printf("Hello, World\n");
return 0;
}
ソースコードには、下記のものが用意されています。自動判定で異なるソースコードになった場合は、選択して変えることができます。

スケッチ





現在の日付

「現在の日付」を選ぶと、今日の日付が挿入されます。

現在の時刻

「現在の時刻」を選ぶと、今の時間が分まで入力されます。

Google ドライブ






※連携したアカウントでファイルを扱っていないため空の状態で表示されています。

AI編集機能
AI編集機能で利用できる5つの機能(現時点では4つ)
Evernoteの連動するAIでノートの編集を支援する機能です。下記の5つの機能(実際には「トーンを変える」以外の4つ)
- 要約
- 誤字を修正
- 執筆支援
- 翻訳
- トーンを変える
AI編集機能は、EvernoteのProfessional以上のプランで利用できます。
AI編集機能の詳細
ノートに書かれている文章を選択して「AI編集」ボタンの下記の5つのメニューを選びます。

詳細な利用方法は、下記の記事で書いています。お手数ですがこちらのページを参照ください。
見出し(セクション)機能
3種類の見出し(セクション)機能
見出し機能では、ノートの行に対して、大・中・小の3タイプの見出しを設定できます

見出し機能のオススメポイント
目次機能を使うことができる
見出しをノート内で設定しておくことで、3階層の目次をEvernoteが自動的に作成してくれます。

自分でノートの内容を振り返るときや、チームで共有するときにマップとして使うことができます。
折り畳み機能
地味に便利なのが、ノートが長くなってきたときに、セクションごとに「折り畳み」をすることができて、長いノートがかなりみやすくなります。
ノート右上の[…]メニューから、一括での折り畳み・展開もできるので、一気に操作することもできます。

WordPressのブロックエディターにコピペできる!

ChatGPTが作った文章に対して、見出し大・中・小・本文をつけます。

Evernoteの見出しつきのテキストをコピーするとこのようにそのまま反映されます。

H2とH3を利用していけば、Wordpressのセクションを意識してEvernoteで下書きが作れそうです。ただ、画像までコピーの範囲内に入っているとうまくペーストできませんでした。個別にコピー&ペーストはできましたので、ここが改善されると最高です。
書式機能
書式機能を使うと、ノートのテキストに対して修飾をほどこしていくことができます。
ノート画面の上部から選択ができます。

一覧についてリストアップをしておきます。
- フォント
- サンセリフ
- セリフ
- 等幅
- フォントサイズ
- 8~96(指定された固定サイズのみ選択可能)
- フォントの色
- 太字
- イタリック体
- アンダーライン
- 蛍光色での文字の強調(6色)
- 箇条書き
- 数字の箇条書き
- チェックリスト
- リンクつきのテキスト
- 配列(左・中央・右)
- インデント
- アウトデント
- 取消線
- 上付き文字
- 下付き文字
- その他
- 書式を簡略化
- 書式を削除
リマインダー機能
ノートに対してリマインダーを設定することができます。
ノート画面の左下の「リマインダーを追加」アイコンをクリックします。

リマインダーの時間指定ができますので、好みの日時を指定します。

タグ作成機能
ノートに対してタグをつけることができます。
ノート画面の左下の「タグ」アイコンをクリックすると、既存のタグか、タグの新規作成をすることができます。

タグがつくと、ノート一覧でも、何のタグが付いているか確認できます。

PCクライアントの左側メニューの「タグ」をおすことで、タグ一覧が表示されます。フィルタリングしたいタグを選ぶと、そのタグのついたノートの一覧が表示されます。

タグには、「サブタグ」を作る機能があります。タグが増えてきたら整理をすることができます。

共有メニュー
作成済みのノートを、メールアドレスに対して共有したり、外部に公開したりすることができます。
ノート画面の右上の「共有」ボタンからメニューを呼び出せます。

共有方法の詳細は、この投稿で書いていますのでご参照ください。2024年5月にアップデートが入っています。
[…]メニュー(バージョンから復元の機能はここから)
ノートの右上の[…]メニューからは、ノートの外部にある機能を変更したり使ったりすることができます。
ノートの履歴は、バージョン履歴から復元するときに使ので、重要機能です。
主なところをあげておくと、共有・タグの編集・内部リンクをコピー・スラッシュコマンド・エクスポート、などがよく使いそうな機能です。

クライアントのノートメニュー
ノートの[…]と同様のメニューがクライアントのトップメニューにもあります。
「ノート情報の表示」と「ノートの履歴」をとりあげます。

ノート情報の表示
ノート情報の表示では、題名・タグや作成者を確認することができます。
「サイズ」の情報として、使用量・文字数カウントがあるため、文章を書く人には嬉しい機能です。

ノート履歴(バージョン復元・エクスポート)
ノートのバージョンを復元するには、「ノート履歴」のメニューから操作ができます。
過去のバージョン一覧の参照から、復元したいタイミングを選ぶことができます。

テキストの暗号化
EvernoteのProfessionalプランでは、ノート内のテキストを暗号化できます。プラン比較の機能名は「ノート内の暗号化(MacおよびWindows)」です。
現時点でテキストのパスフレーズを設定すると、全ノートブックに共通のパスフレーズとなり、さらにパスフレーズの変更ができないようなので、利用しない場合は設定をしないほうがよさそうです。情報がわかったら追記します。公式でも、パスフレーズの保存がされないとのことなので、変更は今のところ難しそうです。
- ウィンドウズ
- メモを開き、暗号化するテキストを強調表示します。
- 強調表示されたテキストを右クリックし、「選択したテキストを暗号化」を選択します。
- 選択したパスフレーズをフォームに入力します。このテキストを復号化しようとするたびにこのパスフレーズを入力する必要があるため、このパスフレーズを忘れないでください。Evernote は、これらの情報をどこにも保存しません。
- パスフレーズを入力した後、「Evernote を終了するまでパスフレーズを記憶する」の横のチェックボックスをオンにすると、Evernote を終了するまでパスフレーズを一時的に記憶するように選択できます。それ以外の場合は、チェックボックスをオフのままにします。
- パスフレーズを設定して確認したら、[暗号化] を選択します。テキストは暗号化され、テキストを表示するたびにパスフレーズが必要になります。
テキストの暗号化の手順を見ていきます。

現時点でテキストのパスフレーズを設定すると、全ノートブックに共通のパスフレーズとなり、さらにパスフレーズの変更ができないようなので、利用しない場合は設定をしないほうがよさそうです。情報がわかったら追記します。









注意:再度暗号化する場合には、初めに設定したパスフレーズを使うことになります。パスフレーズの変更方法がわかったら追記します。
まなびのまとめ
Evernoteでの編集機能を調べてみると、以前よりもはるかに表現力があがっていることがわかりました。
気になる機能がたくさん発見できましたので、使い込んでいきたいと思います!
