生活習慣を乳幼児と学ぶときには、絵本をつかってみるというのもありなのかもしれません。
お世話になった絵本のレスリー・パトリセリさんのシリーズをこの記事ではご紹介します。
※トップ画像はAIによる生成画像です。
レスリー・パトリセリさんの絵本はどんな特徴?
絵本の画風
ご覧いただいたのがレスリー・パトリセリの絵本です。デフォルメのきいて頭が大きく書かれており、可愛らしい赤ちゃんです。髪の毛が一本くるんとしているのも特徴的です。
上記の画像をクリックすると刊行済みの24冊が掲載されているAmazonのページに飛びます(2024/5時点、当サイトのアフェリエイトリンクです)。このページにとりあげている4冊しか知りませんでしたが、海外ではシリーズがたくさんでているようです。かなり人気の様子。
Wikipediaによると、アメリカの作家兼イラストレーターとのことで、かなり昔にIT企業のソフトの利用をヘルプしてくれるキャラクターの作成にもかかわっていたようです。
落ち着いた深みのある質感の色遣いが個人的には好きなポイントです。また、赤ちゃんやアイテムの輪郭線のにじみに手書きな味わいがあります。
この画風が気になったのでその秘密を調べてみました。次に書いてみます。
絵本の制作現場の風景
レスリー・パトリセリ(Leslie Patricelli)がどんなふうに絵本を書いているか気になって探してみたら、なんと公式チャンネルがありました。
そこには、制作現場がバッチリと映ったYouTubeのビデオがありました!こちらをご覧ください。
なるほど、あの画風は、原画のトレースと着色を繰り返してできあがっていたのですね。
使っている画材は不勉強でわからないのですが、この絵の具を重ねてぬりぬりしていくのが秘訣のようでした。背景を最後に塗って、仕上げていくのですね。
この製作工程のイメージが頭に入っていると、絵本を読むときの気持ちの入り方が、全然変わってきます!
レスリー・パトリセリさんの絵本で持っているものを紹介
手元にあるレスリー・パトリセリさんの絵本を紹介していきます。
先に、各絵本に共通しているところをお伝えしておくと、これまでに見てもらった赤ちゃんが主人公になっています。
この赤ちゃんが、シンプルな話し言葉やオノマトペ(擬音語)のセリフを発しながら、乳幼児期にあるあるな場面を体験してきます。
『スライムぴぴぴ』よりは、セリフの文の構造のレベルがあがっています。

なので、1歳~2歳くらいからが、ロールプレイの意味としても効果が大きいのかなと思います。
翻訳版では、日本語と英語がセットになっています。
なかなか日常会話的な英語にふれる機会をつくるのは大変だと思うので、子どもはもちろん大人も一緒にこの絵本をよむことで、英語との接点を増やせると思います。
絵本 おいしー! べーっ!
まずは、『おいしー!べーっ!』から。
左のページに「yummy」、右のページに「yucky」といった具合に、「おいしいもの」と「まずいもの」が交互に書かれた見開きが1セットになって進んでいきます。
似ている形状、英語の発音で同じ音から始まる言葉、同じ単語だけどくっつく言葉で表すものが全く変わる表現と、赤ちゃんが食べていくものにはバリエーションがあります。
例えば、「Burgers(ハンバーガー)」はおいしいけど、「Boogers(はなくそ)」はおいしくないといった具合です。
ちょっと音を変えるだけで、全然意味が変わる英単語というのを知ることもできます。
最後のページには、More yummy thingsとMore yucky thingsという8個のモノが対比されています。わたしは、yuccky thingsにのっている英単語に、意外な表現となり「へー!」と新鮮な驚きがありました。子どもは、yucckyの中身に爆笑していました。
おふろ だ~いすき!
『おふろ だ~いすき!』は、『ねんねのじかん』に出てくるお風呂の時間を、具体的にかいた絵本です。
途中に出てくるお風呂の泡で、いろいろなものに変身するシーンが、子どもにとってはワクワクするところだと思います。
お風呂に泡をはることまではできなかったので、入浴剤で代用していました。話はそれてしまいますが、入浴剤からの発泡がとても楽しかったみたいで、ほぼ毎回使っていました。おかげさまで、温包やバブのかなりの種類を試すことになりました。
お風呂ぎらいな子どもさんも世の中には結構いると思いますので、この本の描写の何かが打開策になるかもしれません。
おしっこ おしっこ どこでする?
『おしっこ おしっこ どこでする?』は、トイレトレーニングを意識し始めたころが、読み聞かせるタイミングに適していると思います。
主人公の赤ちゃんは、オムツを着けています。
ちょうどおしっこをしたくなったタイミングで、猫のおしっこをする様子を観察したりしながら、トイレでするかどうかを悩んで、最後は無事達成!トレイが自分ひとりでできた後は、もちろんあれの選択肢がはいってきます。
便座に座ってからも、トレイガイド的な本を、絵本の中で赤ちゃんが読んでいるところがとてもユーモラスでした。
ねんねのじかん
『ねんねのじかん』では、ごはんからねんねまでの生活習慣の一部を、いっしょに学んでいくのに良い本です。
「ゆうごはん ごちそうさま / Dinner is done.」が1ページ目にくるのですが、どんぶりを頭にかぶってスパゲティーが顔や机に散らばっています。悲劇的な場面ですが、本人は非常に満足気。
そこから、夕暮れ、お月様、脱衣、お風呂、歯磨き、絵本、就寝といった場面が流れていきます。
日常生活の時間の区切りといった概念を振り返るのにも使えます。
全体的な感想
親しみのわく画風とキャラクターの赤ちゃんが元気に活躍するストーリーなので、読んでいて楽しい気分になれます。
また、ボードブックとなっておりますので、口いれやよだれ対策もばっちりです。
乳幼児の試練ともいえる食事、入浴、就寝などが、コミカルにかかれているので、そのような行動を学ぶためによい本です。
「ほら、あのシーンにでてきたよね」といった具合に、親子で共通のイメージを持てると、日常生活の会話にバリエーションを増やすことにつながるはずです。

