MENU
  • はじめての方へ
  • チェンジマネジメント
  • 組織変革の進め方
  • AI活用と組織
  • 組織学習
    • 学習論
  • チームとリーダーシップ
  • 運営者について
組織変革とAI活用をよりよい在り方のために
トークンブログ
  • はじめての方へ
  • チェンジマネジメント
  • 組織変革の進め方
  • AI活用と組織
  • 組織学習
    • 学習論
  • チームとリーダーシップ
  • 運営者について
トークンブログ
  • はじめての方へ
  • チェンジマネジメント
  • 組織変革の進め方
  • AI活用と組織
  • 組織学習
    • 学習論
  • チームとリーダーシップ
  • 運営者について
  1. ホーム
  2. チェンジマネジメント
  3. コッターの8ステップ(変革の8段階)とは?変革プロセスを現場で使う方法とつまずき対策
  • 推進担当になったら最初に読むページ。AIツール・新ツール導入の読む順番を、1から4の段階で示したアイキャッチ
    はじめての方へ
  • チェンジマネジメントとは?組織変革を成功させる基本と進め方(実務ガイド)
    チェンジマネジメントとは
  • 組織学習とは?個人の学びを組織のやり方に変えるしくみ
    組織学習とは
  • 越境学習とは?社外に出ると学びが深まる理由
    越境学習とは

コッターの8ステップ(変革の8段階)とは?変革プロセスを現場で使う方法とつまずき対策

2026 11/02
チェンジマネジメント
2026年10月5日2026年11月2日
コッターの変革の8段階:段階ごとのつまずきと対策(トークンブログ)
  • URLをコピーしました!

8段階は頭に入っている。研修でも習った。なのに、実際の変革プロジェクトはその通りに進まない。変革を任された方から、よく聞く悩みです。

後半でつまずいているように見えても、原因の多くは前半の3段階にあります。危機意識、推進チーム、ビジョン。この3つを急いで飛ばすと、そのツケはしばらくあとに「現場が動かない」という形で回ってきます。課やチームで新しいやり方を始める小さな変革でも同じです。8段階を一つずつ当てていくと、抜けていた段階が見えてきます。

この記事で分かること

  • 8つの段階は、それぞれ何をねらっているのか
  • 現場はどの段階で、どうつまずくのか
  • 生成AIの社内導入に当てはめるなら、どこを見るのか

コッターの変革の8段階は、組織変革を8つのステップで進めるモデルです。大事なのは、順番どおりきれいに進めることより、前半の3段階を飛ばさないことです。よくあるのは、変革の中身の説明から入ってしまい、現場が「変わる必要」を感じないまま進むパターンです。

つまずいたら「今どの段階が弱いか」を確かめ、必要なら前の段階に戻ります。8段階が効くのは、順番に進むときより、止まったときに「どこまで戻るか」を決めるときです。

目次

コッターの8ステップ(変革の8段階)とは

コッターの変革の8段階は、組織変革を成功させるための進め方を8つのステップにまとめたモデルです。提唱したのはジョン・P・コッター氏。アメリカのハーバード・ビジネススクールで長くリーダーシップを教えてきた経営学者です。

最初に発表されたのは、1995年の『ハーバード・ビジネス・レビュー』の論文「Leading Change: Why Transformation Efforts Fail」です。同氏はこの論文で、変革がうまくいかない企業に共通する失敗を整理しました。翌1996年には、書籍『Leading Change』として詳しくまとめています。日本語版は『企業変革力』(梅津祐良訳、日経BP、2002年)です。

8つの段階

段階の名前は、訳書や解説書によって少しずつ違います。ここでは、ねらいが伝わる言い方にそろえました。

段階名前ねらい
1危機意識を高める「このままではまずい」「今が機会だ」という感覚を、関係者で共有する
2変革推進チームをつくる変革を引っ張るだけの影響力を持つメンバーを集め、チームとして動かす
3ビジョンと戦略をつくる変革後の姿と、そこへ向かう道筋を示す
4ビジョンを伝えるあらゆる機会を使って繰り返し伝え、推進チーム自身が行動で示す
5従業員の自発的な行動を促す新しいやり方を妨げている仕組みや障害を取り除く
6短期的な成果を生む目に見える小さな成功をつくり、変革への支持を広げる
7成果を活かしてさらに変革を進める手を緩めず、得た信頼を使って変革を広げる
8新しいやり方を文化に根づかせる新しい行動と成果のつながりを示し、組織の当たり前にする

3つのまとまりで捉える

8つを覚えきれなくても困りません。「土台をつくる」「組織を動かす」「定着させる」の3つで足ります(この分け方はこの記事での整理です)。

  • 土台をつくる(1〜3):なぜ変わるのか、誰が引っ張るのか、どこへ向かうのかを決める
  • 組織を動かす(4〜6):伝えて、障害を取り除き、小さな成功をつくる
  • 定着させる(7〜8):勢いを保ち、新しいやり方を文化にする
コッターの変革の8段階を3つのまとまりで示した図。段階1〜3は土台をつくる、4〜6は組織を動かす、7〜8は定着させる

コッター氏は、段階を飛ばしても速くなったように見えるだけで、満足のいく結果にはつながらないと書いています。変革には数年単位の時間がかかるとも指摘しています。

なお、コッター氏はその後、変化の速い時代に合わせてモデルを見直しています。『実行する組織』(ダイヤモンド社、2015年)では、8つの段階を同時並行で回す考え方を示しました。この記事では、基本となる1996年版の8段階を扱います。

現場ではこうつまずく

段階ごとによくあるつまずき

段階よくあるつまずき対策の方向
1 危機意識経営層だけが焦り、現場は「またか」と受け流す数字と現場の声の両方で、自分ごとになる理由を示す
2 推進チーム手の空いている人や若手だけで組み、決める力がない役職の影響力と現場の信頼、両方を持つ人を入れる
3 ビジョン「DXを推進する」など、誰も反対しないが何も決めていない言葉になる変革後に誰の仕事がどう変わるかを一文で言えるまで絞る
4 伝えるキックオフで一度説明して終わる定例、1on1、社内チャットなど日常の場で繰り返す
5 障害の除去新しいやり方を求めながら、評価や承認の仕組みは古いまま評価項目、承認フロー、ツールの権限など仕組み側を変える
6 短期的成果成果が出る前に関心が薄れる、または成果が小さすぎて伝わらない3〜6か月で見える成果を最初から計画に入れる
7 さらに進める最初の成功で「完了」と宣言し、推進チームを解散する成功を次のテーマへの足場にする
8 文化に根づかせる成果が出ても、新しいやり方との結びつきが語られず、担当者の頑張りの話で終わる採用、育成、評価に新しいやり方を組み込む

例1:危機意識が「経営だけのもの」だった

ある組織で、新しい業務システムへの切り替えが決まりました。経営会議では「競合に後れを取る」という強い危機感が共有されていました。一方、現場への説明は資料の配布とメール1通のみでした。危機感を現場の言葉に置き換えて伝える場はありませんでした。導入後、多くの従業員や管理職が、使う理由が伝わらないまま、旧システムと手作業を併用し続けました。危機感は、経営会議の部屋から出ていませんでした。

例2:ビジョンが抽象的で、判断に使えなかった

生成AIの社内展開で、掲げた目標は「全社員がAIを活用する組織へ」でした。反対する人はいませんでした。しかし、各部署は「何から使えばよいのか」を決められません。手探りで独自に試したものの、利用率の向上は最初の1か月で頭打ちになりました。反対が出ない目標は、現場に何も選ばせてくれません。

例3:短期的成果を見せる前に熱が冷めた

推進チームは、全社的な周知ののちに、全社で使える大きな仕組みづくりに半年をかけました。その間、現場に対する施策の実施と目に見える変化がありませんでした。施策を本格的に打ち出したときには、関心はすでに別のテーマに移っていました。半年のあいだ小さな成果を一つも見せられなかったことが、熱を冷ましました。

例1〜3で本当に弱かった段階(1危機意識・3ビジョン・6短期的成果)を示す図

8段階は現場でどう使う?

8段階がいちばん役に立つのは、変革が途中で止まったときです。止まって見えるのが後半の段階でも、手を入れるべきは前半の段階、ということがよくあります。進行中の変革なら、次の7つの手順でどこまで戻るかを決めます。

  1. 今の変革を8段階に当てはめる:進行中の取り組みについて、各段階でやったことを1行ずつ書き出します。書けない段階が、弱い段階の候補です。
  2. 前半3段階を点検する:危機意識、推進チーム、ビジョンの3つについて、現場の人に説明できるかを確かめます。説明できなければ、後半より先にここを補います。
  3. ビジョンを一文にする:「誰の、どの仕事が、どう変わるのか」を一文で書きます。30秒で話せる長さが目安です。
  4. 障害のリストをつくる:新しいやり方を妨げているもの(評価、承認、ツール、時間)を洗い出し、推進チームで取り除く担当を決めます。
  5. 3〜6か月で見える成果を決める:小さくても数字や声で示せる成果を、あらかじめ計画に入れます。
  6. 成果を伝えて次へつなぐ:成果が出たら、関わった人の名前と一緒に共有し、次に広げる対象を決めます。
  7. 仕組みに組み込む:新しいやり方を、評価項目や研修、業務手順書に反映します。古いやり方のままでは仕事が回らない形にしておくのが目安です。
8段階それぞれにやったことを1行ずつ書き、書けない段階を弱い段階の候補とする点検シートの記入例

AI活用のポイント:変革の「健康診断」を生成AIに手伝わせる

自分で書いた計画の穴は、自分では見えにくいものです。生成AIに8段階で点検させ、質問を返してもらうと、飛ばしていた段階に気づくことがあります。

使うときは、社名や人名、社内の数字を入れないでください。状況は一般化して書きます。

あなたは組織変革の支援経験が豊富なアドバイザーです。
私が進めている変革を、コッターの変革の8段階で点検してください。
状況:
- 取り組み:部門全体で生成AIを業務に取り入れる
- 期間:開始から4か月
- 現状:利用する人が一部に偏り、全体に広がらない
- これまでにやったこと:キックオフ説明会、社内研修2回、利用ガイドの配布
次の順で答えてください。
1. 8段階それぞれについて、できていること・弱いことを1行ずつ
2. 最も弱いと考えられる段階と、その理由
3. その段階を補うために、次の1か月でできる打ち手を3つ
分からない点は推測で埋めず、私への質問として挙げてください。

プロンプトの最後の一文は外さないでください。推測で埋めた診断はもっともらしいぶん、現場とのずれに気づきにくいからです。質問に答えていくうちに、自分の考えのほうが整っていきます。

チェックリスト:あなたの変革は8段階を踏めているか

  • 現場の人が「なぜ今変わる必要があるのか」を自分の言葉で説明できる
  • 推進チームに、決める権限を持つ人と現場から信頼される人の両方がいる
  • 変革後に「誰の仕事がどう変わるか」を一文で言える
  • ビジョンを、キックオフ以外の日常の場でも繰り返し伝えている
  • 新しいやり方を妨げる評価や承認の仕組みを、少なくとも1つ見直した
  • 3〜6か月以内に見せられる成果を、計画の中で決めている
  • 最初の成果のあとも、次に広げる対象と担当が決まっている
  • 新しいやり方を、評価や育成、手順書に組み込む予定がある

見直しは、引っかかった項目の多い段階から始めます。特に、変わる理由の説明、推進チームの顔ぶれ、ビジョンの一文という最初の3項目が空いているときは、後半の施策はいったん脇に置いて、ここまで戻ります。

まとめ

  • コッターの8段階は、危機意識からはじまり、文化への定着で終わる変革の進め方です
  • 現場のつまずきの多くは、前半の3段階(危機意識・推進チーム・ビジョン)の準備不足から来ています
  • 変革が止まったら、8段階で「どこまで戻るか」を決めます

関連記事

  • チェンジマネジメントとは?組織変革を成功させる基本と進め方【実務ガイド】
  • 危機感は煽らずに伝える:変革の必要性を共有するコミュニケーション
  • ADKARモデルとは?個人の変化を支える5要素と実務での使い方
  • 変革への抵抗はなぜ起きる?社内の「抵抗勢力」とタイプ別の向き合い方
  • AIで働き方を変える組織変革の進め方:計画から定着までの4つの局面と8つのチェックポイント
  • チェンジマネジメントのフレームワークはどれを使う?コッター・ADKAR・レヴィン・ブリッジズの比べ方

参照情報

  • John P. Kotter, “Leading Change: Why Transformation Efforts Fail,” Harvard Business Review, 1995
  • John P. Kotter, Leading Change, Harvard Business School Press, 1996
  • ジョン・P・コッター『企業変革力』梅津祐良訳、日経BP、2002年
  • ジョン・P・コッター『企業変革の核心』村井章子訳、日経BP、2009年
  • ジョン・P・コッター『実行する組織』村井章子訳、ダイヤモンド社、2015年

いいね:

いいね 読み込み中…
チェンジマネジメント
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
  • ADKARモデルとは?個人の変化を支える5要素と実務での使い方
  • 変革への抵抗はなぜ起きる?社内の「抵抗勢力」とタイプ別の向き合い方

この記事を書いた人

多一

IT業界で10年以上、国内外のIT企業でエンジニアとITサービスの導入後の定着支援に携わる。現在は生成AIを組織に取り入れ、業務改善につなげる支援をしている。変革管理・組織学習に特に関心があり、組織変革とAI活用を現場で使える形で発信中。

この著者の記事一覧へ

関連記事

  • 変革のフレームワーク、どれを使う?コッター・ADKAR・レヴィン・ブリッジズの比べ方
    チェンジマネジメントのフレームワークはどれを使う?コッター・ADKAR・レヴィン・ブリッジズの比べ方
    2026年11月2日
  • ゴールデンサークルで変革の「なぜ」を伝える:Whyから語る説明の組み立て
    ゴールデンサークルで変革の「なぜ」を伝える:Whyから語る説明の組み立て
    2026年10月30日
  • 危機感は煽らずに伝える:変革の必要性を共有するコミュニケーション
    危機感は煽らずに伝える:変革の必要性を共有するコミュニケーション
    2026年10月30日
  • 自分ごと化の手渡し方。データとロジックで動かないとき、「北風と太陽」の由来から考える
    自分ごと化してもらうには?データとロジックだけではないシナリオの手渡し方
    2026年10月23日2026年10月27日
  • 雪玉と渦潮でわかる変革の進め方 アイキャッチ
    チェンジマネジメントを雪玉と渦潮でたとえると:小さく育てて周りを巻き込む変革の入門
    2026年10月21日2026年10月31日
  • 確証バイアスとは?「うまくいっている」と思い込まないための確かめ方
    確証バイアスとは?例と対策:変革の推進担当が「うまくいっている」と思い込まないために
    2026年10月20日2026年10月27日
  • レヴィンの場の理論とは?行動は「人×環境」で決まる
    レヴィンの場の理論とは?行動は「人×環境」で決まる
    2026年10月20日2026年10月27日
  • ステークホルダー分析のやり方:変革の関係者マップを作る手順
    ステークホルダー分析とは?変革の関係者マップを作る手順と例
    2026年10月12日2026年10月27日
トークンブログについて
組織変革とAI活用を、よりよい在り方へ。新しくよりよいことを、周りの人と一緒に進めるための考え方と手順を、現場の経験をもとに解説します。
運営者について

まず読みたい記事

  • AI・新ツール導入の推進担当になったら最初に読むページ
  • チェンジマネジメントとは?基本と進め方
  • 社員が生成AIを使わない5つの理由
  • 組織学習とは?個人の学びを組織のやり方に変えるしくみ
  • ミドルマネージャーが変革の要になる理由

カテゴリー

  • AIツールの使い方
  • AI活用と組織
  • チームとリーダーシップ
  • チェンジマネジメント
  • 学習論
  • 書籍紹介
  • 組織変革の進め方
  • 組織学習
  • 運営者について
  • プライバシーポリシー
  • お問い合わせ

© トークンブログ.

目次
%d